ある夏休み明けのことでした。
ある朝、息子がぽつりと
「学校に行きたくない」と言ったことがありました。
それまで元気に通っているように見えていたので、
私は戸惑いました。
「何かあったの?」と聞いても、
息子自身も理由が分からない様子でした。
それから少しの間、
学校をお休みする日が続きました。
「何があったんだろう」
「このままずっと行けなかったらどうしよう」
答えのない不安の中で、
私は立ち尽くしていたように思います。
親として何とかしてあげたい気持ちと、
どうすることもできないもどかしさ。
その両方を抱えながら、
ただ一日一日を過ごしていました。
すこしお休みが続いた後、再び学校へ行けるようになりました。
今でも「もう大丈夫」と言い切れるわけではありません。
これからも何があるか分かりませんが、
それでも、あの頃とは少し違うと感じています。
時間はかかりましたが、
今の息子は、悩んだときや立ち止まったときに
「自分自身が今どんな気持ちなのか」
ということを、
少しずつ言葉にして話してくれるようになりました。
そして私自身も、
「〇〇させなきゃ」という視点ではなく、
「どうしたらこの子ができるようになるかな?」
「今、私にできることは何だろう?」
そんなふうに、
前向きに状況を見つめられるようになってきた気がします。
「学校に行ける・行けない」という結果だけではなく、
そういった出来事が目の前に起きたときに、
親子で話し合い、同じ方向を見て、
どうしたらいいかを一緒に考えられる関係でいられること
なのかな、と思っています。
私も息子も、
迷いながら、時に立ち止まりながら、
今もこれからも一緒に進んでいます。
そして私自身、
ひだまりのように、
いつでもあたたかく、安心できる場所でいられたらいいな。
そんなふうに思っています。
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